2009年11月16日 (月)

My Favorite Salsa Tune 3: Laura Fygi

今回も、ヨーロッパなサルサのヒット曲をご紹介。

アーティスト名: Laura Fygi (The Netherlands)
曲名: "Como Fue"
発売年:2000年

オランダの女性歌手ラウラ・フィジーが2000年にリリースした、「The Latin Touch」という、ラテンの名曲のカバー集アルバムに収録された曲。コードバッキングとモントゥーノを行ったり来たりするようなピアノが、とっても軽快でお洒落な曲。

2001年に、オランダのハーレムで行われたヨーロピアン・サルサ・フェスティバルに参加するために宿泊したホテルで、各客室のTVに映るウエルカム・メッセージのBGMとして流れていたのを聴いたのが、ボクのこの曲との出会い。結局、この曲が誰の曲だかを突きとめるまでに、7年くらいかかってしまった。余談だが、当時は欧州にユーロ通貨が導入されたばかりのころで、ネット予約の際、ホテルの料金表示をダッチギルダーと見間違えて、予定外に高いホテルに泊まる羽目になったのだが、ベッドがもの凄く寝心地が良くて感動したのが、Golden Tulip Barbizon Schipholという、スキポール空港に隣接するホテルだった。

オリジナルはキューバのベニー・モレが唄ったボレロの曲で、映画「マンボ・キングス」のサントラに収録されているので、知っている人も少なくないのでは。

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2009年11月 7日 (土)

イタリアのサルサCD「Salsa.it Compilation Vol.6」

Latino33 今週届いた、銀座ラス・リサスのまつしさんが発行しているメールマガジン「のりのりサルサ」で、「ラテン音楽ネット」が、イタリアのPlanet Records社により制作された、ラテン音楽コンピCD「Latino!」の取り扱いを開始した旨、紹介されていた。「Latino!」とは、現在までに33枚をリリースし続けている、サルサ、バチャータ、キューバ音楽等のコンピCDシリーズで、ボクもイタリア在住時代に何度かここで紹介した。 (2007年2月2006年9月2006年8月2006年4月)

「ラテン音楽ネット」さんがボクの記事を読んで「Latino!」の取り扱いを開始したのかどうか不明だが(笑)、イタリアのラテンシーンが、日本から注目を浴びるようになってきたのであれば、興味深いこと。

そしてきょうは、イタリア・サルサの重大ニュースをご紹介。11月6日、イタリアで年に1回リリースされる、メードインイタリーのサルサ、バチャータばかりを集めたコンピレーションCD「Salsa.it Compilation Vol.6」の情報がwww.Salsa.itで公開された。

Salsaitvol6

全19曲を収録。Massimo Scalici, Eurocuban Project, Croma Latina, Francisco Rojos con La Latin Soul Orchestra, El Rubio Loco(写真)など、イタリアではお馴染みな顔ぶれ。

Elrubioloco

また昨年来日を果たしたイタリアを代表するダンサー・コレオグラファーでTropical Gemの創始者フェルナンド・ソーサ(Fernando Sosa)が、18曲目の"Nena"というバチャータの曲に参加しているようだ。

19曲全曲、さわりだけだが試聴をすることができるページはコチラ

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2009年8月 8日 (土)

My Favorite Salsa Tune 2

今回も、ヨーロッパなサルサのヒット曲をご紹介。

アーティスト名: Massimo Scalici (Italy)
曲名: "You"
発売年:2004年?

Salsait_compilation_2 イタリアでメジャーなSalsaのウエブサイトwww.salsa.itが制作した「Salsa.it Compilation Vol.1」に収録された1曲。発売は恐らく2004年ではないかと思う。このCDは、イタリアで制作されたサルサやバチャータの曲ばかりを集めたもので、毎年1枚ずつリリースされ、現在Vol.5 まで発売されているようだ。2005年頃、このCDに収録された何曲かの曲は、イタリアでは凄まじい勢いで、サルサクラブでヘヴィーローテーション状態だった。

で、この曲のオリジナルは、Ten Sharpというオランダの二人組のグループが1991年にリリースし、ドイツやUKでトップ10に入るヒットとなった、とても印象的な曲。YouTubeで探すと、本人らのオリジナルのPVや音源のみならず、この曲を自分でカバーして演奏する様子を収録したビデオも多数見つかるという、とても演奏してみたくなる曲なのである。

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2009年7月 6日 (月)

My Favorite Salsa Tune 1

最近、サルサの曲が話題になることが少ない気がする。そこで、たまにはボク好みのサルサの曲をセレクトして紹介してみたい。今回はヨーロッパの匂いのする曲。

アーティスト名: Ray Sepluveda (Puerto Rico)
曲名: "Donde Estaras"
発売年:1991年

元曲は、1981年、イタリアのRicchi e Poveriが唄ったCome Vorreiという曲。イタリア在住時に、ボクと同年代のイタリア人男性に、「この唄知ってる?」と言って鼻歌で聞かせたら、このグループ名と曲名を一発で教えてくれたので、たぶんイタリアでは有名な曲です。

この曲を収録したレイ・セプルヴェダのアルバム「Un Poquito Mas」は、RMM時代のもので、スーパースター(カーペンターズのカヴァーや)、ペリグロソ・アモール(ミリアム・エルナンデスのカヴァー)が入っているCDとして認知されているかも知れないが、こんなヨーロッパの曲も入っていたのです。

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2008年10月13日 (月)

ARIA ASIA "Toss The Feathers"

まずは前置き。

ボクはThe Corrsが好きで、ドイツ在住時代、ハンブルグで2度、ライヴを観に行ったことがある。特に彼らの、アイリッシュトラディショナルソングを、バイオリン+ティンホイッスル+ロックバンドサウンドといった感じにアレンジしたインスト曲が素晴らしい。ファーストアルバム "Forgiven, Not Forgotten"に入っていた「Toss The Feathers」(アルバムではサイモン・フィリップスがドラムを叩いていた)、「Carraroe Jig(Joy of Life)」、2005年のアルバム"Home"に収録された「Haste To Wedding」といった曲がそうなのだが、YouTubeでいくつもライヴ映像を見つけることができる。MTVアンプラグドの出演も含め、ヨーロッパでは何度何度も彼らの特集番組が放映されているので、動画が豊富にみつかるのだが、こういったアイリッシュソングを演奏するときの会場の盛り上がりも凄い。
ちなみに日本ではなぜかカタカナで「コアーズ」(???)と表記されているんだが、誰だそりゃ?彼らはジム・コール、シャロン・コール、キャロライン・コール、アンドレア・コールの4人兄妹で、読み方はコールズと書く方が実際の発音に近い(いずれにしてもRの発音なのでカンタンではないが)。"コアーズ"と発音したら、たぶん日本の外では通じないだろう。

さて、ここからがきょうの本題。

Aa5

"Toss The Feathers"をCorrs風に、しかももっとハードに演奏する日本のバンドがいるのをYouTubeで見つけて気になっていたので、昨日観に行ってきた。ARIA ASIAという、音大出の女性バイオリニスト相澤アリアをフロントに据えた新進気鋭のバンド。現状のレパートリーは、オリジナルとカバーが半々くらいという感じ。パッヘルベルのカノン、ルパン3世、島唄、井上陽水の少年時代、といったカバー曲も演奏するのだが、よくありそうな、クラシックのポップアレンジものやポップミュージックのクラシカルアレンジものの持つ、ある種の軽さやひ弱さとは無縁な、骨太さが身上。それでいて、激しく弾きまくっていながらも、どこか気品のある音なのだ。

Aa1

Aa2 Aa3 Aa6 当日は川崎駅前の複合商業施設チッタデッラ内の無料ライヴということでか、ギター、ベース、ドラム、バイオリンの編成で、ギターはアコギ1本、ドラムはミニマムなキット構成というシンプルで大人しめなものだったが、何よりバイオリンの音色の存在感は絶大。エレクトリックバイオリンを、アコギ専用のモデリングプリアンプに繋ぐというセットだが、ピックアップ臭さや音痩せのない自然なサウンドであったことも、音の存在感に一役買っているようだ。

Aa7

ライヴハウスでの演奏は、キーボードも入れ、ギターもエレクトリックに持ち替えて演奏しているよう。ぜひ観てみたいものだ。

ことし5月にインディーズとして2曲入りCDシングルを初めてリリースしたばかり、ということだが、既にamazonでもiTunes Music Storeでも流通が開始された。今後のブレイクに期待。なお12月1日には赤坂BLITZという大ハコへの出演が決定したそう。

サイト

MySpace

Gypsy Girl Music Gypsy Girl

アーティスト:ARIA ASIA
販売元:インディーズレーベル
発売日:2008/05/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年3月31日 (月)

最も心に残るオランダの名曲 つづき

何と、オランダのトラインチェ・オースターハウスは4月に来日するのだとか。

コチラ

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2008年3月24日 (月)

最も心に残るオランダの名曲

きょうは、少し昔話など。

ボクが日本から初めて海外に移り住んだのは1996年のこと。オランダのロッテルダムだった。今でこそ、夏休みにイタリアからオランダに"里帰り"するくらい、オランダに親しみを持つわけだが、96年当時、オランダに住まなければいけなくなったボクの心境は、結構複雑だった。というのは、当時大阪勤務だったのだが、96年は、遂にサルサが大阪で本格的に盛り上がる兆候を見せ始めていたので、日本を去るのが実に惜しかったのだ。ボク自身、大阪で約2年サルサダンスを習い続け、ようやく少し踊れるようになったかな、と感じられるようになった頃でもあった。

当時の大阪はサルサの黎明期で、今思うと1994年が大阪のサルサにとって、ちょっとしたターニングポイントだったと言えそうだが、94年6月に、ステイシー・ロペスが、確かマーク・アンソニーの来日に同行して来阪し、心斎橋でワークショップを行ったのが、大阪では初めての海外ダンサーによるサルサダンスのワークショップだったのではないだろうか。そして、ほぼ同時にデ・ラ・ルスの企画ものサルサダンスビデオ「Step To The Salsa Heaven」が発売。その年の終りに、東京竹芝でデ・ラ・ルス主催のサルサダンスコンテストが開催。TVでも放映された。また、バッドニュースレコードがRMMレーベルの日本での販売権を獲得してRMMのサルサCDの日本語版を発売し始めたのもこの頃だったようだ。同時に、バッドニュースは月刊サルサというフリーペーパーをレコード店で配布し始めた。

エディ・トレスのレッスンビデオが出たのは翌95年だった思う。(当時、たぶんこのビデオを大阪近辺で最も早く入手したのはボクであろう。) このころ、上記の月刊サルサ用の情報として大阪のサルサイベントやサルサダンスレッスンの情報を提供していたのも、ボクだったりする。

そして、翌96年3月に大阪桜之宮に帝国ホテルが開業、地下1Fに毎日サルサを生演奏で踊れるパタパタ・デ・ラ・サルサが開店し、最初の半年間をNYからやってきたアーニー・アゴストのバンドがハウスバンドを務めた。そして96年5月、「Step To The Salsa Heaven」発売から2年、そのビデオに登場したエンジェル・フィゲロアが来日し、東京と大阪でワークショップを開催。

こうして、大阪は何と楽しい街になったのだろう、と感銘しつつ、96年7月ボクは大阪からロッテルダムに移り住まなければならなくなった。以後しばらく、サルサに関しては、それはそれはつまらない毎日になってしまったのだった。

当時はインターネットもまだ黎明期だったし、パソコン通信しかなかったので、オランダから、コンピュサーブのローミングを利用してニフティのフォーラムで日本のサルサの情報を入手していたものだ。

今と違って、インターネットも持ってなかったので(モザイクとか、ネットスケープといったブラウザを買うところから始めなければいけなかった!)、オランダでは結構TVの音楽番組を観ていたのだが、そのせいでオランダにもお気に入りのミュージシャンがいる。こんにちYouTubeのお蔭で、当時の懐かしいビデオクリップを今再び観ることができるようになり、感激すること頻りである。一方、イタリアに住んで3年近くになるが、イタリアではお気に入りのミュージシャンは思い浮かばなかったりする。

というわけで、以前名前だけはここで取り上げたことがある、女性歌手トラインチェ・オースターハウスが、男性歌手マルコ・ボルサート(誰かが、オランダの布施明と読んでいたような) とのデュオで唄って96年にヒットしたオランダ語の曲「Wereld Zonder Jou」(World without youの意味)、こちらがオリジナルのPV。

ピアノの音色も気持ち良く、ストリングスの旋律も素晴らしい。何より実力派ボーカリスト二人が持てる音域いっぱいいっぱいに使って、互いの力量をぶつけあうかのようなハモリがこの曲最大の持ち味。ちょっぴりセンチメンタルなPVもとても印象的でボクはこの曲が大好きなのである。

さて、こちらはライブ版のビデオ。これまた素晴らしい。

ココをクリック!

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2008年1月31日 (木)

イタリアンなバチャータの話題 その3 つづき

前回の記事、カンパリのTV CFで使用されている曲がわかった。正解はこちら:

Gotan Project "Santa Maria (del Buen Ayre)"

ゴタン・プロジェクト。名前だけは聞いたことがあったが、ボク自身、彼らに関しての知識は全くのゼロだった。調べてみると、パリをベースに活動する1999年結成の、3人のメンバーからなるグループ。既に2003年に一度来日しているようだ。またこの曲Santa Maria (del Buen Ayre)は、2001年リリースのアルバムLa Revancha del Tangoに収録された曲で、2004年の映画Shall We Dance?(リチャード・ギア、ジェニファー・ロペスの方)の1シーンで大フィーチャーされていた。

この曲、強いてジャンル分けするならば、エレクトリックなネオ「タンゴ」ということになるが、この曲でバチャータを踊らせる、ってのはなかなかLovelyである。日本ではどうです?

同じ曲の別バージョンのPVもナイス。

http://www.gotanproject.de/flashcards/la-revancha-del-tango-live/

→ Trailerをクリック 

→ DSLをクリック してみてください。

La Revancha del Tango Music La Revancha del Tango

アーティスト:Gotan Project
販売元:Ya Basta
発売日:2003/04/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年1月28日 (月)

イタリアンなバチャータの話題 その3

このビデオは、当地で昨年から今年にかけて流れているカンパリのTV CF。このCFのバックで流れている曲をご存知だろうか?最近はどうだか定かではないが、一時期、サルサパーティでバチャータを踊るための曲としてよく掛かっていた曲である。この曲自体は、典型的なバチャータの曲とはかなり異なるサウンドなので、恐らく、以前ここで紹介したグレイスジョーンズの曲のように、バチャータとして録音されたわけではない曲を、ラテンDJがバチャータに転用するようになったもの、と想像するのだが。ということで、この曲が何という曲かご存知の方はぜひご一報を。

ちなみに「カンパリ」というリキュール、イタリアはミラノ発祥である。

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2008年1月27日 (日)

イタリアサルサ:Fernando Sosa (Tropical Gem)

"Descarga Tropical"

大晦日お台場カウントダウンで掛けた、イタリアから持ち込んだメード・イン・イタリーのサルサ・チューン。ここではビデオでご覧いただこう。先日ここに書いたFragile同様、Massimo Scaliciの作なのだが、この曲が異色なのは、Massimo Scalici featuring Fernando Sosaという名義であること。Fernando Sosaというのは、イタリアのサルサダンスチームの中で最も有名な、ミラノのTropical Gem(ウエブサイト)の創始者。ビデオの中で素晴らしいダンスを披露しているのがFernando Sosaその人なのだが、この曲の中で唄っているのも、どうやらFernando Sosa本人のようだ。

サルサ・ダンサーが、自分たちのパフォーマンスのために、プロのサルサミュージシャンと組んで、パフォーマンスチューンを自ら唄ったり演奏して録音してしまう、という例は珍しいのではないだろうか??

このビデオのように、プロのダンサーが本気でパフォーマンスをする目的専用に作った(と想像される)曲だからか、この曲は結構テンポが速く、一方尺は3:27と短めである。(東京だからこのくらい速くても大丈夫かと思って掛けてみたが、ちょっと速すぎたかも?) 

また、ビデオに映っているFernandoのパートナーの女性ダンサーは、「あの」アリーラ・レノックス(Aryla Lenox)。日本でもArylaを知っている人は少なくないだろう。彼女はSHJの招聘で1999年に来日したこともある。当時は、映画Dance With Meに出演したダンサーとして、またLAのサルサダンスカンパニーSalsabor y Cacheの創始者ロヘリオ・モレーノのパートナーとして来日し、その模様はSHJの出版した「恋するサルサブック」にも取り上げられていた。ロヘリオとのペアでサルサやメレンゲのインストラクションビデオも出していたが、2000年にイタリアに渡り、以後はTropical Gemの看板ダンサー。YouTubeでもFernando SosaとArylaのビデオをいくつも見つけることができる。

ちなみにTropical Gemのウエブサイトでは、Fernando SosaのSosa StyleというインストラクションDVDが販売されていて、なんとVol.15まで 出ているようだ。ArylaとSandy RamosのGestualità Femminile (レディーススタイリングの意味であろう)DVDも、Vol.3まで発売中。ただしどれもイタリア語のようである。

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