イタリア在住時代にここで何度かコーヒーについて書いたが、イタリアで生活していると、たまには、日本のように、大きめのカップにたっぷり注いだコーヒーを飲みたい、と思ったものである。実際、イタリアではそういうコーヒーは飲めないのだ。イタリアではバールでもリストランテでも、エスプレッソマシンしかないし、自動販売機でも、エスプレッソ系のコーヒーしかない。普通にドリップしたコーヒーなんざ、お目に掛かることがないのだ。そもそも、イタリアではエスプレッソを「エスプレッソ」などと呼ばない。単に「カフェ」または「カフェ・ノルマーレ」(ノーマルコーヒー)と呼ぶのだ。
ところが、日本に帰ってきて、日本で生活していると、こんどは逆に、エスプレッソが飲みたくて飲みたくてしょうがない。まあ夏場は、もっぱらアイス系が飲みたいので、その点日本はいろいろチョイスがあって良いのだが、ことエスプレッソとなると、オフィスの近所にあるスターバックス、ドトール、ヴェローチェ、こう言っては何だが、どこもイタリアに比べると、満足行くレベルからはほど遠い。
というわけでボクは、日本で旨い「カフェ」を探すことにした。
まず思いつくのは、日本に進出しているイタリアンブランドのコーヒー会社が出店している店。きっと日本でも旨いコーヒーを出しているだろう。思いつくのは以下の3ブランド。どれもコーヒー豆のブランドとしてはメジャーだ。
(1) イリー(illy) (リンク)
このブログで昨年、イタリアにあるイリーのバールを紹介したように、イタリアでも豆とバール両方でメジャー。都内に9店と、千葉に2店、大阪に1店を展開。
(2) セガフレード(Segafredo) (リンク)
どちらかというと、イタリアというよりも、他のヨーロッパ各国でのバール展開が記憶に残っていて、イタリアでは見なかった気がする。日本では都内16店、神奈川に1店、埼玉に2店展開。
(3) ラヴァッツァ(Lavazza) (リンク)
イタリアでもその他の欧州の国でも、バールは見た記憶がないが、日本では原宿に1店バールがある。寧ろ豆のブランドとしてメジャーだ。
この中でボクの好みはセガフレード。エスプレッソがかなり行ける。それでもイタリアよりかはやや劣るかな、という印象であるが。店舗が多いので行きやすい。末広町、渋谷、日比谷、恵比寿をチェックした。エスプレッソ1杯280円。ただし、10回通うと1杯無料になり、しかもClub Mio Barというメンバーズカードをゲットできる。Club Mio Barカードがあれば、何人で行っても5%ディスカウントが付く。
イリーのバールはイタリア時代に愛用していたが、日本のイリーは同じブランドとは言え、イタリアより劣る、という印象。入れる人によるばらつきもあるような。ただし新浦安店しかまだチェックしていない。エスプレッソ1杯300円。
原宿表参道のラヴァッツァ、ここのエスプレッソも今イチだった。
また、イリー、ラヴァッツァともに、イタリアのバールと異なり、立ち飲みに適さない店の造りになっている。つまり、イタリアのバールは、バンコと呼ばれる、長いバーカウンターがありるのが決まりだが、イリーやラヴァッツァにはバンコのスペースが殆どない。
願わくば、カウンターでバリスタと向かい合って立ち飲みできるようなスタイルで、かつ、立ち飲みだとさらに値段も安くなってくれればありがたいのだが。エスプレッソは30mlしかないので、いちいち着席するのはまどろっこしいのだ。
そこで紹介するのが、Bar Del Sole(リンク) 。六本木をはじめ都内と横浜に5店、関西に2店舗を展開する同店は、着席時と立ち飲み時の二通りのプライスが設定してあり、着席時に260円のエスプレッソが立ち飲み時には150円となる。ココのエスプレッソもかなりいける。
ちなみに、イタリアで、バールでエスプレッソを飲むとだいたい一杯90セント(0.9ユーロ)だ。
立ち飲みも可能なバールをもう一店。代官山にオープンしたばかりの、今話題のEATALY(リンク) だ。
イタリア資本の、イタリア食材専門店で、日本の出店第一号だそうな。ここではバンコを備えた立ち飲み可能なバールがあり、エスプレッソ200円。ただ、ここもエスプレッソの味に関しては今ひとつだった。
エスプレッソは大したこと無いが、EATALYはプロシュット、フォルマッジオ、パスタ、ワインなど、他所では手に入りにくいものがココでなら揃う。例えば、スピノジーのエッグパスタ。以前このブログ で、スピノジー社の地元マルケ州カンポフィローネで行われた夏祭りの様子を取り上げたことがあったが、そのスピノジーのパスタ各種がここEATALYで手に入るのだ。
最近のコメント