2006年9月14日 (木)

日本に出張してました

9月3日から1週間、仕事で日本に滞在した。

* 尾張名古屋の夜
P10000561日のみのオフである9月9日(土)の夜は、結局、名古屋は新栄、CBC(中部日本放送)隣の、Sabor & Tumbao(以下S&T)というサルサクラブに行くこととなった。S&Tに行くのはボクは今回が初めてだが、実はこの店、以前別のオーナーが別の名前でサルサクラブをやっていた場所で(その後栄に移転した現在のSalsa Oneのこと)、ボクが2004年-2005年の約1年5カ月日本に住んでいた当時、レッスン目的で何度も来たことがある。この店のドアをくぐるのは、約2年振り。

* 栄近辺サルサ場の形勢
St1この店、結構繁盛している様子。土曜夜の名古屋のサルサクラブというと、永い間、名古屋テレビ塔横の、El Cocoが最も人気が高かったようだが、このところその図式にも変化が生じている模様。El Cocoはオーナーが替わり、DJも替わったため、以前El Cocoに行っていた人達も、今はS&Tに流れてきているのだとか。

* カメラマン的視点による名古屋サルサダンス比較論(?)
St2_1 ボクが約1年5カ月日本に住み、名古屋にちょくちょく行っていたころから、名古屋で踊る女性、特に比較的巧い人を見るたびに、とても気になることがあったのだが、その後イタリアの女性の踊り方を見て、また今回久しぶりに名古屋に来て、やっぱり気になった点。どうして名古屋の女性の皆様方は、あんなに膝を曲げて、腰を落としてターンするのでしょう?膝を曲げて腰をやや落とした状態でターンすると、残念なことに、本来美しいはずのターンの見栄えがどうしてもスポイルされてしまうのです。

こちらイタリアでは、Papito Jalajalaを源流とするプエルトリコ・スタイルが多く、よってNY On2を踊る人は珍しい。しかし、そのどちらの女性も、ターンする際、膝は名古屋ほど曲げていない。以前、ローマコングレスの写真をここで掲載し、その中の1枚は、典型的なNY On2の、カウント7で女性がターンのプリパレーションをする様子が写っているとボクは思うのだが(これ)、その写真のように、ターンの際膝はほとんど曲げないし、腰も落とさない方が美しい。たぶん名古屋では、ターンの時膝をやわらかくするように、と教わるのだと想像するのだが、その結果、必要以上に腰を落としてしまっているのではないだろうかと推測。でも、もったいないなぁ。

*余談:ナゴヤジョウ

9/7、名古屋営業所長に、インドネシアからのお客さんと、ボクと、もう一人イタリア人を名古屋の販売店に案内してもらった時のこと。栄近辺を歩きながら、彼がインドネシア人に、何度も何度も「ナゴヤジョウ」という言葉を覚えさせようとしているので、"ナゴヤキャッスル"のことか?と思って聞いていると、どうやら違うらしい。「名古屋嬢」、名古屋のド派手な女性を指す言葉だとか。「"ど派手"って英語で何て言うんでしょう?」と聞かれ、適当な言葉が見つからず、答えに窮した。

| | コメント (0)

2006年7月30日 (日)

夏のイタリアのサルサ場 その2

前回、「夏のイタリアのサルサ場 その1」というタイトルで書いてから、「その2」を書くまでに1ヶ月あまり経過してしまった... 今回は、海岸通りの「海の家」でのLatinoナイトの模様。

Photo 日本風に言うと「海の家」だが、こちらではなぜかChalet(シャ レー)と呼ばれている。日本人はシャレーと聞くと、スイスの「山小屋」というイメージを思い浮かべるところだが、イタリアではなぜか、シャレー=「海の家」である。 シャレーは海水浴客を相手に、喫茶店、レストラン、トイレ、といった機能を提供する。写真のような外観のシャレーは、この街だけでも、約4kmの海岸通り沿いに約100軒、横一線にずらっと並んで建っている。夜撮った写真なので左の写真では見えないが、建物の向こう側は砂浜である。この写真は海岸通りの道路側から海の方を向いて撮ったのだが、海岸通りを挟んで、海側はシャレーが、内陸側には海水浴客目当てのホテルが、これまた横一線にずらっと並んでいる。

たいていのシャレーは、建物の部分は飲み物やジェラートの売店、および調理場になっている。お客さんはテーブルに着席して飲んだり食べたりできるが、そこはたいてい屋根や壁がないオープンスペースである。このオープンスペースで、ラティーノナイトが行われる。ゆえに雨が降れば中止である。

2_1

こんな感じである。向こう側は砂浜である。床は、コンクリかタイルで砂浜を固めたもの。オープンスペースなので、音は周囲に聞こえるし、踊っている様子も通りから見える。かつ入場も無料。海水浴客たちが、夕食後、海岸通りを散歩していて、音楽が聞こえたら、シャレーにふらっと立ち寄って、ダンスする人1_2 を眺めるもよし、ダンスに興じるもよし。そんな感じである。夜の営業時間に何らかの音楽を提供するシャレーが多いのだが、その形態はさまざまで、DJを入れてラティーノナイトをするところ、小編成(ひとりかふたり)のバンドでイタリアンフォークミュージックを生演奏して年配のお客さんを躍らせるところ、生演奏の代わりにDJがイタリアンフォークをかけて躍らせるところ、あるいはいわゆるディスコと全く変わらない、DJが若者向けのダンスミュージックをかけて躍らせるところ、あるいは大人し目のBGM的な音楽をピアノラウンジ風に生演奏するところ、などなど。

写真は金曜の夜の写真であるが、ちなみに金曜の夜、南北約4kmの海岸通りの、約100軒のシャレーの中でラティーノナイトをやっているシャレーが3軒あった。ラティーノナイトを実施している主体は、たいてい地元のサルサダンススクールで、夏の間、毎週週1回、シャレーに場所を提供してもらい、ラティーノナイトを実施する。シャレーは100軒もあるので、水曜日はどこのシャレー、木曜日はどこのシャレー、金曜日は... と、毎日のようにラティーノナイトがどこかで行われ、曜日によっては同じ日に3ヶ所同時にラティーノナイトが行われたりするわけ。唯一の欠点は、早くに終わってしまうこと。遅くても深夜2時には終わっているようだ。オープンスペースだし、道路を一本隔てたらホテルだから、仕方ないと思うけどね。

| | コメント (0)

2006年6月25日 (日)

夏のイタリアのサルサ場 その1

6月に入って、当地では各種のサルサパーティ(前にも書いたが、当地では「サルサナイト」のような言葉は存在しない。当地では、「ラティーノナイト」:イタリア語だと「セラータ・ラティーノ」:と呼ばれる)が、夏の営業形態に一斉にシフトした。以前紹介した、Discoteca Plazaはなんと、5月いっぱいで営業を終了してしまった。自分は、Plazaは6月になれば、昨年同様、同じ敷地内にある、オープンエアのダンスフロアにまた移るものと思っていたのに、なぜかPlaza自体がクローズしてしまい、別のディスコで6月から営業を再開、Plazaで働いていた従業員も、そちらに移ったらしい。その新しいディスコ「Nebula」(ウエブサイト)の、金曜夜のラティーノナイトの模様をご紹介。ちなみに私のアパートからは、車で15分くらいの距離。

Pict0515

Pict0525_1

Pict0532_1   このNebulaは、「よくもまあわざわざこんなところにディ スコを作ったもんだ」、と思うくらいの、丘の中腹の急斜面に作られている野外ディスコ。たぶん夏の、晴れた日Pict0541_1の夜にしか営業しないつもりのだろう。ダンスフロアはふたつ、いずれも屋根はあるが壁はない。屋根といっても、照明やスピーカーを吊るしたりするのが主目的だろうから、雨が 降ったらもう営業できないだろうし、しないはずである。雨が降ったら、フロアはたぶんびしょびしょだろう。イタリアの夏は、折角の週末の夜だから、今夜は踊りに行くぞ(行くわよ)と思っても、雨が降ればそこでアウトである。

オープンエアの雰囲気が写真から伝わるだろうか。

Pict0508この日はMikael Fontsというダンサーがゲストで来ていた。(この人のことは私は生憎知りません。キューバ人らしい。)

Pict0519お約束のアニマチオーネも、もちろんあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月15日 (月)

イタリアでサルサを踊れるところ その3

「イタリアでサルサを踊れるところ その2」で、当地のLatinoナイトではサルサ・マンボのかかる頻度が少ないと書いた。だいたい全体の半分弱である。バチャータのかかる頻度の方が、サルサ・マンボと同じか少し多い。メレンゲはそれらよりも少ない。レゲトンは滅多に聴かれない。

しかも、これらがランダムにかかるのではなく、ほぼ一定のパターンに基づいてかかるのである。どういった意味かというと:

* サルサ・マンボはだいたい3曲程度を、連続してかける。

  この場合、この3曲はテンポが似通った曲で、かつ1曲目から2曲目、2曲目から3曲目はノンストップ、クロスフェードして繋ぐ。1曲目はイントロからかかるが、エンディングなしに2曲目に繋がれ、2曲目はイントロなしで始まり、エンディングなしに3曲目に繋がり、3曲目もイントロなしで始まるが、エンディングまでかかる。こうすることで、3曲分の部品を用いて10分くらいの、長尺の1曲を作る、という感じになる。

* バチャータも同様にノンストップで繋ぎながらかける。サルサ・マンボ同様3曲繋ぐのだが、4-5曲になることも多い。

* メレンゲは、サルサ・マンボとバチャータの間に1-2曲かかる。

このパターンを繰り返すのである。つまり、1曲1曲がイントロからエンディングまで全部かかるといいうことは、当地ではほぼ皆無である。サルサだけで約3曲、バチャータだけで3曲から5曲を、あたかも1曲のように繋げながらかけるので、見方を変えると、サルサ・マンボの長めの曲とバチャータの長めの曲が必ず1曲ずつ交互にかかり、たまにメレンゲが間に入る、というようにも見える。

こういった手法は他国では見られない筈。少なくともイタリアに来るまで、自分は他国でこういったDJを見たことがなかった。また、面白いことに、Plazaに、Jhesus AponteとCandy Menaが来たことがあったのだが、その日は同じDJだったにも関わらず、もう少し「普通に」かけていた(サルサ・マンボ多め、曲をイントロからエンディングまでかける)ことである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月 8日 (月)

イタリアでサルサを踊れるところ その2

Pict0232_2 Discoteca Plazaはプールとディスコetc.の複合施設で、敷地全体を見渡すとこんな感じ。後方に見えるのは海(アドリア海)だ。

Pict0246 ところで、Discoteca Plazaに限らず、当地では、"サルサパーティ"とか"サルサナイト"といった言葉や概念がないらしい。まず、サルサを踊れるイベントを探すときのキーワードは、「Salsa」ではなく、「Latino」である。ではその"Latinoナイト"の特徴を紹介していこう。

1) アニマチオーネ(ANIMAZIONE)という"奇妙な"ものが毎回必ずある

突然、何人かのダンサーがお立ち台に上がって、お客さんの方を向いて踊り始める。ひとりはマイクを持って、踊りながら、「右」、「左」、「前」、「後」、といった具合に、お客さんに踊り方の指示を出す。但し、これは、初心者レッスンといった類のものではない。なぜなら、アニマチオーネではペアでは踊らないし、いきなり音楽に合わせて踊り始めるから。アニマチオーネが始まると、それまでペアダンスを楽しんでいた人は、一休みという感じでダンスフロアを離れる人がいる一方、嬉々としてダンスフロアに集まってくる人も多く(だいたい女性)、皆がお立ち台のダンサー:アニマトーレと呼ぶ:の方を向いて、アニマトーレのダンスに合わせて踊る。日本で例えるならば、パラパラか? 毎回、4-5曲程度を踊るようだ。

不思議なのは、曲によって振り付けが決まっているということ。同じ曲がもし別々のディスコのアニマチオーネでかかっても、振り付けは同じなのだ。

Latinoナイトにおけるアニマチオーネでは、どういった曲で踊るのか? それは、歌詞がスペイン語の、ノリのよい、メレンゲやソカっぽい曲、ラテンディスコ。でも、1曲だけ、中近東っぽい曲もかかる。(自分では、曲と曲名が一致する曲を1曲しか知らないので詳しく説明Pict0172できないが...) El Gato DJのMueve La Colitaという曲がその一例。歌詞はこちら。 アニマチオーネは、誰でも踊れる、難易度の高くない振り付けなのだが、とは言えシミーだのボディロールだのといった要素が入っているので、アニマトーレのお手本のダンスは見ているだけでも十分楽しかったりする。写真があまりよい出来でなくて恐縮だが、こんな感じである。

2) 選曲のバランス、曲のつなぎ方が他国と違う

Pict0312 Plazaに限らず、この地域でLatinoナイトが行われている時はどれも、サルサ・マンボのかかる頻度が相対的に少ない。PlazaのLatinoのDJは、実はこの地域でサルサダンススクールをやっているインストラクターの兄弟だそうで、故に選曲はダンススクールオリエンテッドになっていると想像するが、選曲の比率はだいたいこんな感じである。Pict0314

バチャータ:4

サルサ・マンボ:4

メレンゲ:2

この続きは次回。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月30日 (日)

イタリアでサルサを踊れるところ その1

イタリアでサルサを踊れるところは、他の国と比べてちょっと違う気がする。この場で掘り下げて行きたいと思う。

1 私がイタリアに来てかれこれ1年。そして、地図に図示したように、私が住んでいるエリアはイタリアの国土をブーツに例えると、ふくらはぎのあたり。大都市でもなんでもない、海岸沿いの田舎町だ。特筆すべきことは、夏は海水浴客がイタリア内外から押し寄せて、人口が10倍くらいに膨れ上がる、故に、夏と冬で、サルサを踊れる場所ががらっと変る。

当地では、夏に、インドアでサルサを踊るところは珍しい。夏にサルサを踊れる場所の筆頭は、まず、1)海岸沿いに無数にある、海の家。それから、2)夏の間だけ営業するディスコ。3)年間を通じて常時営業しているディスコ、もあり、以下に紹介するのだが、同じディスコなのに、夏と冬で踊る場所が違う。あと、4)レストラン、というのもある。いずれも多くはアウトドア、というか、屋根はあるかもしれないが、オープンエアである。夏が終わると、1)や2)のタイプは来年の夏まで閉まってしまい、それ以外のスポットはダンスフロアがインドアに移行する。

Pict0224最初に紹介するのが、Discoteca Plaza(http://www.discoplaza.it/)。上記3)に該当する。建物の概観はこれ。かなりでかい。 厳密にいうと、ここは、ウォータースライダーがあるような娯楽プールとディスコの複合遊戯施設のようだ。まだ夏の営業は始まっていないので、このビルは夏以外のシーズンにサルサを踊れる場所、ということになる。敷地内に、夏用のオープンエアのダンスフロアが別途用意されているのである。

Pict0223 これはエントランス。入場料15ユーロ、ワンドリンク付。(ドイツに比べたら滅茶苦茶高い!) ここを通り抜けると...

Pict0221 クローク。これらも通り抜けると...



Pict0220ダンスフロア。3つあって、一番大きいのがこれ。これでも写真に写っている部分は全体の3分の2くらい。週2回(金土)サルサをやっていて、金曜日はこの大きいフロアでやっていた。ちなみに、始まるのは深夜0時。

Pict0197 この日土曜日は小さ目の部屋でサルサをやっているのだが、かといって、この大きさに匹敵する日本国内のサルサクラブは多分存在しない。比較できるとしたらサルホかな。

Pict0209 なぜか、スタイリングの上手な女性が多い。写真中央の、黒のミニの女性は、インサイドターンしたあと、フリーハンドの右手をきれいにたたんだ様子がこの写真からでも伺えるのでは。(ちなみに男性のほうは私の会社の同僚。)

Pict0202 写真からでは部屋の広さがわかり難いと思うが、この写真のように、ダンススペースだけでなく、座れるスペースも多い。ダンススペースの両サイドがこういったソファーのスペースになっている。

次回もPlazaを取り上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)